厚生労働省が主催する「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット(JHVS)」への出展に当社が採択されました。2023年10月11日から13日までの3日間、パシフィコ横浜にてブース出展いたします。
当社出展ブースでは、当社独自のコア技術のcnvKリンカーやcDNA display技術、次世代抗体VHHの迅速かつ効率的な取得が可能なスクリーニングプラットフォーム“The Month”や当社独自のヒト化人工VHH ライブラリ(PharmaLogical® Library)及び、開発中のパイプラインに関する自社の創薬戦略を交えてご紹介いたします。
EMEのもつ独自技術:
cDNA display技術:遺伝子型/表現型対応付けによる目的タンパクの取得を試験管内で行うことができる技術。従来のファージディスプレイを大幅に超える1013-14(10兆~100兆)種類の分子を一度にスクリーニングすることが可能。
cnvKリンカー:当社独自のcnvKリンカーであり、cDNAディスプレイ法において、遺伝子型-表現型対応付けのキーテクノロジーであるピューロマイシンリンカー。特定部位でハイブリダイゼーションしたmRNAとcnvKリンカーにUV照射することで光架橋により迅速に連結し、mRNA-cnvKリンカー複合体が形成されます。これにより一連のcDNAディスプレイ分子調製時間の大幅な短縮が可能になりました。最近では米国ノースウエスタン大学の坪山幸太郎 博士研究員(現 東京大学生産技術研究所講師)、Gabriel Rocklin助教らの研究チームが、当社のcnvKリンカーを用いて、独自開発したcDNAディスプレイタンパク質分解法を用いた最大90万種類のタンパク質ドメインのフォールディング安定性を超並列かつ高速に(1週間程度)測定した研究開発成果をNature誌にて発表されました。(関連記事はこちら)
PharmaLogical® Library:従来抗体では認識不可能な抗原結合部位を認識することができるVHHの構造的特性を最大限に反映させ設計された独自のヒト化VHH人工ライブラリー。
VHH抗体:ラクダ科動物の持つH鎖のみで構成される抗体(一本鎖重鎖抗体)の可変領域(ドメイン)のことで、Variable domain of heavy chain of heavy chain antibodyという。通常の抗体と比較して安定性や修飾性に優れている。
EMEでの研究進捗:
- PharmaLogical® VHHを用いたCAR-Tのin-vitro活性の確認(関連記事はこちら)
- 異なるエピトープを認識するVHHクローン取得技術
EMEの目指す技術開発:
- AI技術を用いたVHH抗体スクリーニング技術開発
- 化成・診断薬メーカ様へのVHH抗体探索サービス
参加イベント:
- 会期1日目:10月11日(水)11:00-12:00 JHVS SHOWCASE 90秒ピッチ
演題:会社概要・HTSプラットフォーム“The Month”VHH取得技術
登壇者:新井秀直(株式会社Epsilon Molecular Engineering 研究開発事業部 事業開発課
マネージャー)
- 会期3日目:10月13日(金)JBA創薬モダリティ基盤研究会ピッチプレゼンテーション
演題:次世代抗体VHHの社会実装
登壇者:讃良茂浩(株式会社Epsilon Molecular Engineering 執行役員 研究開発事業部長
兼 事業開発課長)
【開催概要】
- 開催概要並びに当社ブース番号、ピッチプレゼンテーションの詳細は以下の通りです。皆様のご来場をお待ちしております。
名称:ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット(JHVS)2023
会期:2023年10月11日(水)~ 13日(金)
会場:パシフィコ横浜
当社出展ブース番号:V-40